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診療時間
月・火・水・金曜日
午前  9:00~12:30
午後 14:30~18:30
 
木曜日
午前  9:00~12:30
土曜日
午前  9:00~13:00
日曜日
 下肢静脈瘤初診外来・完全予約制
午前  9:00〜11:00
(日曜以外は、初診・再診随時受付)


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木曜日午後、祝日

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〒191-0062
東京都日野市多摩平1-4-19-201
TEL:042-589-3030

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最寄駅:JR中央本線「豊田駅」北口300m(イオンモール多摩平の森向かい)
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糖尿病

糖尿病とは?

血液の中に含まれる糖の濃度が高い状態が長く続く病気です。血中の糖の濃度がある程度高くなると、尿の中にブドウ糖が漏れてくることがあるため、「糖尿病」と名づれられました。

血糖とは?

私達が毎日の食事で摂取する糖質(ごはん、パン、お菓子、果物など)は唾液や膵液、腸液に含まれる消化酵素によって、そのほとんどがブドウ糖となります。このブドウ糖は腸から吸収されて血液中に入ります。また肝臓からは蓄えられているエネルギー源の一部がブドウ糖として血液の中に放出されます。これらを「血糖(けっとう)」といいます。
血糖は体のいろいろな細胞(脳、筋肉、肝臓など)に取り込まれて、エネルギー源として役に立ちます。血糖の調節は膵(すい)臓のランゲルハンス島の中にあるβ細胞から分泌されるインスリンによって行われています。インスリンの分泌が低下したり、その働きが十分でないとブドウ糖がスムーズに細胞内に入っていけなくなったり、肝臓から過剰なブドウ糖が放出されたりして、血糖値は高くなります。

健康診断を受けましょう

近年、糖尿病が強く疑われる人や可能性を否定できない「予備群」が、合わせて2210万人と推計されることが、厚生労働省の「2007年国民健康・栄養調査」で分かりました。
糖尿病が疑われる人は、10年前の1997年と比べ約1.3倍に増え、増加ペースが加速しています。

(1) 糖尿病が強く疑われる人 約 890 万人
(2) 糖尿病の可能性が否定できない人 約 1320 万人
(1)と(2)との合計 約 2210 万人

糖尿病が疑われる人の約4割がほとんど治療を受けたことがありません。

糖尿病の検査は、平成20年度から実施されている特定健診に含まれています。特定健診は40歳以上の人全てに対して医療保険者が実施することになっています。まずは、健康診断を受けることが大切です。また、糖尿病ははじめが肝心です。検査で血糖値が高いといわれたら、医師に相談しましょう。そして定期的に血糖値の検査を受け、それから食事や運動など、日常生活についての指導を受けましょう。

糖尿病の病型

①1型糖尿病

1型糖尿病膵臓のβ細胞が破壊されてしまうことで、膵臓からインスリンがでなくなってしまい発症します。原因は自己免疫性、ウイルス感染、特発性(原因不明)などがあります。血糖値を下げる唯一のホルモンであるインスリンが体内で作られないので、外からインスリンを補充しなければ血糖値はどんどん上がってしまいます。
したがって、1型糖尿病の方は、毎日のインスリン注射が絶対に必要になります。子どもの頃に発症することが多い病型ですが、中高年で発症することもあります。

②2型糖尿病

2型糖尿病糖尿病患者さんの約9割がこの型に当てはまります。この型の糖尿病は親や兄弟が糖尿病にかかっている人がいることが多く、遺伝が強く関係しているといわれています。そこに過食、肥満、 運動不足、ストレス、加齢などの複数の因子が絡み合うと、インスリン分泌が低下したり、インスリンの働きが低下して発症することになります。とくに肥満になると、インスリンの働きが低下して 2 型糖尿病になりやすくなります。中年以降の発症例の多くは2型糖尿病です。

③その他の特定の機序・疾患によるもの

(A)非常にまれな遺伝子の異常による糖尿病
(B)膵臓の手術をした後にインスリンが出なくなり発症する糖尿病
(C)肝臓病や甲状腺の病気に合併する糖尿病
(D)ステロイドホルモンなどの薬により発症する糖尿病
…などがあります。

④妊娠糖尿病

妊娠をきっかけに発症した糖尿病あるいは耐糖能異常(糖尿病にまではいかないが血糖がやや高めである状態)のことで、すでに糖尿病と診断されている患者さんが妊娠した状態とは区別されます。
妊娠糖尿病は、以下の点で注意が必要です。

妊娠糖尿病

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糖尿病の症状

糖尿病の症状は気づきにくく、血糖値が多少高いくらいではまったく症状のない人がほとんどです。そして、徐々に糖尿病が悪化し血糖値がかなり高くなってくると初めて、以下の様な症状が現れてきます。

症状

血糖値が極めて高い状態では、昏睡(こんすい)に陥ることもあります。自覚症状がないからと糖尿病を放置していると、高血糖が全身の様々な臓器に障害をもたらします。とくに眼の網膜、腎臓、神経は障害を受けやすく、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害は糖尿病の「三大合併症」と呼ばれています。 高血糖によって動脈硬化が進むため、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞が起こる率が高まり、また足の血管の閉塞(閉塞性動脈硬化症)や壊疽により足を切断しなくてはならなくなることもあります。このように症状がなくても糖尿病は徐々に進行し、深刻な合併症を引き起こします。これらの合併症により糖尿病の本当の怖さを知ることになるのです。

症状

糖尿病の三大合併症

糖尿病神経障害

合併症の中で最も早く出てきます(年間約 3000 人が発症)。足や手の末梢神経障害の程度はさまざまですが、手足がしびれたり、けがややけどをしても、神経が麻痺して痛みを感じることが出来なくなったりします。そのほか筋肉の萎縮、筋力の低下や胃腸の不調、立ちくらみ、発汗異常、インポテンツなど、さまざまな自律神経障害の症状も現れます。

糖尿病網膜症

網膜症が起こっても最初は自覚症状はありませんが、血糖値の悪化に伴い、失明に至ることがあります。目の底にある網膜という部分の血管が悪くなり、視力が弱まります。また、白内障になる人も多いといわれています。

糖尿病腎症

腎症も最初は少量のタンパク尿が出るだけですが、徐々に体内に水分や毒素がたまるようになり、尿を作る腎臓の、糸球体という部分の毛細血管が悪くなり、だんだんに尿が作れなくなります。腎症が悪化すると人工透析といって、機械で血液の不要な成分をろ過して、尿を作らなければなりません。週に2〜3回、病院などで透析を受けるようになるので、日常生活に大きな影響を及ぼします。現在、人工透析になる原因の1位がこの糖尿病腎症です(年間約1万5000人が始めています)。

その他の合併症

大血管症

血糖値の高い状態が続くと、血管が傷つき、動脈硬化がすすみ、心臓や脳などの太い血管が傷つき狭心症や心筋梗塞、脳卒中などを引き起こします。糖尿病でない方に比べて、脳血管障害は3〜6倍・心血管病変は2〜4倍の頻度で発症する危険性があります。

糖尿病の診断

糖尿病の診断は、主に血液検査で血糖値を調べることで行います。血糖値が正常なのか、糖尿病なのか、その中間の境界型(耐糖能異常)であるのかがはっきりしない場合には、75gの糖分を含む飲料を飲んで診断することもあります(「75g 経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)」と呼ばれる検査です)。

① 糖代謝異常の判定区分と判定基準

血糖値の高い状態が続くと、血管が傷つき、動脈硬化がすすみ、心臓や脳などの太い血管が傷つき狭心症や心筋梗塞、脳卒中などを引き起こします。糖尿病でない方に比べて、脳血管障害 は3〜6倍・心血管病変は2〜4倍の頻度で発症する危険性があります。

■糖尿病型
①早朝空腹時血糖値 126mg/dl以上
②随時血糖値※200mg/dl以上
③HbA1c(JDS 値)が6.1%以上 [HbA1c(国際標準値《NGSP》)が6.5%以上]
※随時血糖とは食事と採血時間との時間関係を問わないで測定した血糖値。糖負荷後の血糖値は除く。

①と③もしくは②と③に該当する場合は糖尿病と診断する。

■正常型
④早朝空腹時血糖値 110mg/dl未満
⑤75g 経口ブドウ糖負荷試験の2時間値が140mg/dl 未満

「糖尿病型」「正常型」のいずれにも属さない場合には「境界型」と判定します。

知っトクコラム

② 糖尿病の診断

初回検査とは別の日に行った検査で「糖尿病型」が再確認された場合には糖尿病と診断します。ただし、初回検査と再検査の少なくとも一方で、必ず血糖値の基準を満たしていることが必要てで、 HbA1cのみの反復検査による診断は出来ません。

HbA1cとは

糖尿病を予防しましょう

糖尿病を予防しましょう

糖尿病にかかりやすいかどうか、チェックしてみましょう。年齢の問題などもありますが、ほとんどが生活習慣の問題です。

糖尿病チェック

肥満を防ぎましょう

平成14年に行われた「糖尿病実態調査」でも、今までに一番重かったときの体重が重い人ほど、糖尿病にかかりやすいことがわかっています。

糖尿病実態調査

BMI

◎食べ過ぎないことと、栄養のバランスをとることが大切です。それにはまず、ふだんの食事で次のことに気をつけましょう。

野菜はたっぷり摂りましょう

野菜に含まれる食物繊維は、肥満を防ぐ働きをします。健康日本21では、国民の健康づくりのために野菜を1日に350g以上、このうち緑黄色野菜を120g以上とることを目標としています。

食事は決まった時間に、時間をかけて食べましょう

朝食を抜いたり、食事時間が不規則だったり、寝る前3時間の間に食べるのはよくありません。

ゆっくりよくかんで、一家団らん、会話を楽しみながら、時間をかけて食べましょう。

甘いものや脂っぽいものは食べ過ぎないようにしましょう

甘いものや脂っぽいものは太りやすい食品です。食べ過ぎに気をつけましょう。

ひとり分ずつ、取り分けて食べましょう

大勢で大皿から食べるとどのくらい食べたかわかりづらいため、たくさん食べてしまいがちです。

薄味にしましょう

濃い味のおかずはごはんをたくさん食べてしまいがちです。素材の味をいかした薄味料理を。

ながら食いはやめましょう

テレビを見ながら、新聞を読みながらといったながら食いも、食べた量がわかりづらいもの。また よく味わえないため、満足感もありません。

多いときは残しましょう

多いと感じたら、無理せずに残しましょう。

お茶碗は小ぶりのものを

お茶碗を小さくすると、1膳の量が少なくなるため、食べ過ぎを防げます。

調味料はかけずにつけましょう

マヨネーズやドレッシングは、油が多く、太りやすい食品。お醤油などの塩分は、高血圧の原因になり、糖尿病を悪化させます。直接料理にかけず、小皿にとってつけましょう。

食品のエネルギーを知りましょう

毎日食べるものがどのくらいのエネルギーなのかを知り、食品を選ぶときや食べるときの参考にしましょう。

運動をしましょう

基礎代謝糖尿病を防ぐには、無理のない、適度な運動も必要です。運動をしないと筋肉はやせて、体重が少なくても脂肪の多いからだになります。これを「かくれ肥満」といい、かくれ肥満になると、基礎代謝が減ってしまいます。

かくれ肥満だと同じ身長・体重の人が同じ分量の食事をとっても、使うエネルギー量が少ないため、脂肪になる分量が多くなってしまいます。ですから、運動をすることでからだについた中性脂肪を減らし、筋肉をつけて基礎代謝の多いからだを作ることが大切なのです。病気を防ぐ運動には、からだがきついと感じるほどの運動は必要ありません。スポーツに限らず、こんな工夫をしてみましょう。

運動をしましょう

厚生労働省が策定した「エクササイズガイド2006」では、1週間の間にどれくらい運動を行えばいいかについて定めています。ふだん、あまり体を動かしていない方は、現在の自分の身体活動量 に応じた目標を設定し、日常生活において体を動かすことを増やすことから始めてみましょう。

1週間に23エクササイズ!

1週間に23エクササイズ!

運動や生活活動には次のようなものがあります

1週間に23エクササイズ!

どのくらい運動をしたら良いのでしょうか?

持久力を向上させるためには、運動療法の場合、無理に「きつい」と感じるような強い運動をする必要はありません。自分が「ややきつい」と感じる強さで運動するとことで、安全に持久力を向上させることができます。

誰にでも手軽に継続できて効果的なのは速歩です。

速歩で年齢を経るにしたがって失われる足腰の筋肉を維持しましょう。

運動療法の速歩とはどのくらいなのでしょうか?

●いつも歩いているより速い

●ちょっと息が弾むが、笑顔が保てる

●5分程度で汗ばんでくる

これから運動を始める方は、「かなり楽である」と感じる強さから始め、少しずつ強さを増して、「ややきつい」強さでの運動を目指しましょう。

◎靴は…

ジョギングシューズやテニスシューズといったスポーツシューズが適しています。つま先部分に十分余裕があり、窮屈でないもの。底は柔軟性があるもの。かかとはクッション性が高いほうが膝などへの負担が少ないです。

速歩の理想的なフォームは…

速歩の理想的なフォームは...

糖尿病治療について

糖尿病になっているかどうかをチェック

糖尿病になっているかどうかをチェック

糖尿病と診断されたら

糖尿病の治療は、合併症を予防するために高血糖を是正すること、つまり血糖コントロールが治療の基本です。血糖コントロールの手段は、【食事療法】、【運動療法】、【薬物療法】の三つが柱となります。

食事療法

食事療法食事療法は糖尿病治療の大切な柱です。糖尿病は食事と密接な関係にあるインスリンの、不足や欠乏から起こる病気だからです。インスリンが不足すると、食べ物を通して摂取したブドウ糖などの栄養分が利用されなくなり、体の各細胞が栄養不良になります。一方、利用されないブドウ糖はどんどん増え続け、血液中にあふれてきます。その状態が高血糖で、これを放置すると、合併症が起きてきます。高血糖を防ぐためには、食事の量を制限し、栄養分も不足しないような食事の摂り方にしなければなりません。そこで、その方個々の身体活動量等に合わせた食事をする必要があります(食事療法)。食べてはいけないものはありませんが、自分にあった分量の食事で、必要とするすべての栄養素をとるように工夫します。バランスのとれた食事ですので、健康食としてご家族と一緒に食べられます。 厳格な食事療法を行なえば、2型糖尿病の7割以上の人が食事療法だけでコントロール可能だと言われています。また、薬が必要な場合も、食事療法なしには治療効果はあがりません。したがって、食事療法は糖尿病のもっとも基本となる重要な治療法なのです。食事療法を行なうためのツールとして「糖尿病食事療法のための食品交換表」(日本糖尿病学会 編)を活用します。
1日に食べる量は、医師から指示を受けますが、目安としては、次のとおりです。

目標とする摂取エネルギー量はどの位?

適正なエネルギー摂取量は、性、年齢、肥満度、身体活動量、血糖値、合併症の有無などを考慮し決定します。

標準体重を計算します

BMI法…(身長m)2×22=標準体重kg
例)身長 159cm なら…(1.59)2×22=55.6kg

摂取エネルギー量を計算します

身体活動量
● 軽労働者(デスクワーク主体): 25~30kcal×標準体重
● 中労働者(立ち仕事主体): 30~35kcal×標準体重
● 重労働(力仕事仕事): 35kcal~×標準体重
● 高度肥満者: 20kcal×標準体重

栄養素のバランスを考えます

●成人におけるエネルギー比率
炭水化物:たんぱく質:脂質=55~60%:15~20%:20~25%
●たんぱく質を体重1kg あたり1~1.2g
総エネルギー量の約 60%を炭水化物、残りを脂質にする。
●血糖の日内変動が激しくならないように炭水化物を3食均等に摂りましょう

嗜好的に偏りのない食事望ましいです

いろいろな調理方法でたくさんの種類の食品を少しずつ摂りましょう

特別な食事があるわけではありません。1日の摂取エネルギー量を守るだけ。あとは、炭水化物、 たんぱく質、脂質の三大栄養素の必要量をバランスよくとり、ビタミンやミネラル、食物繊維を欠かさずに取ることが、治療です。食事の偏りを改め、健康的な食事に変えることが重要です。いろいろな調理方法でたさんの種類の食品を少しずつ摂りましょう。

高血圧に注意しましょう

日本人の1日の平均塩分摂取量は11~13gくらい。高血圧は特別な症状がでないことが多く、サイレント・キラーとよばれるほどです。原因となる食塩の摂り過ぎ、肥満、アルコールの飲みすぎなどを解消することが一番の治療です。

動脈硬化の予防には脂肪の種類も重要です

肉類や乳製品などに多く含まれる飽和脂肪酸は取りすぎると動脈硬化を促進します。一方、植物油や魚に含まれる不飽和脂肪酸は動脈硬化を予防します。特にオリーブ脂や紅花油に多く含まれる一価不飽和脂肪酸はLDLコレステロールを減らし、魚油に多い DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)などの多価不飽和脂肪酸は中性脂肪を低下させます。

油と脂を控えましょう

揚げ物の場合は、衣を薄くし、表面積を小さくすることを心がけましょう。古い油は吸油率が高くなるので、新鮮な油を使い、しっかりと油を切りましょう。

食物繊維は積極的に摂りましょう

食物繊維には、食後の高血糖を抑え、コレステロールを低下させる働きが期待できます。また、満腹感を得やすくして食べすぎを防ぎ、腸の蠕動運動を促進してスムーズな排便を促します。1日に1000kcalあたり10g以上の摂取を目指しましょう。具体的には野菜や海藻、茸などのおかずを毎食、小鉢2個程度必要です。

栄養バランスのとれた食事が望ましいです

指示エネルギー内で、炭水化物、たんぱく質、脂質のバランスをとり、適量のビタミン、ミネラル、 食物繊維を摂取します。いずれの栄養素も過不足のない食事を組み立てます。食品の選択に際し「糖尿病食事療法のための食品交換表第6版」(日本糖尿病学会編)を使用すると、一定のエネルギーを守りながらバラエティに富んだ食品を選ぶことが出来ます。

外食や宅配食の上手な利用方法

食事療法している人も、外食・調理済み食品を使用することは多いことでしょう。とくに外で働いている方は、外食をせざるをえないことがあり、外食を無視した食事療法はあまり現実的ではありません。外食や宅配食の上手な利用方法を覚えましょう。

【外食メニューの特徴】
1.外食は一般にエネルギーが高い。
2.野菜が少ない。
3.炭水化物や脂質が中心の料理である。
4.味付けが濃い。
5.どんな食材が使われているのかわかりにくい。

【外食・宅配食の利用時の注意点】
1.毎日同じものばかりを食べない。
2.多いものは残す、足りないものは足す。
3.家でこまめに≪はかり食べ≫をして自分の適量を把握しましょう。

調理方法を工夫しましょう

素材の切り方や器の選び方で少量でも満足感が得られます。魚の切り身では、筒切りと三枚おろしでは三枚おろしのほうが量が゙多く見え、器は平らなものよりやや深さのある小さめの物の方が、大きく見えます。

よくかんで、ゆっくり味わいましょう

『お腹がいっぱいになった』という感じは、おなかがそう感じるのではなく脳が感じるものです。胃の中に食べものが入ってきてから、満腹感となって脳に信号が送られるまでには20~30分かかるため、早く食べ終わってしまうと、『まだ何となく食べたい』と思ってしまいます。 ひと口、口に入れたら、10 回以上はよく噛んで味わって食べ1回の食事に最低20分くらいはかけるようにしましょう。

運動療法

自分にあった運動メニューを作りましょう

ひとりでできる運動を選び、毎日同じだけ行う

毎日のことなので、場所を選ばず、いつでもどこでもできる運動を選びましょう。もし毎日が無理でも、2日に1日は行います。ウォーキング、筋トレ、ストレッチを偏らないように少しずつ行いましょう。

ウォームアップとクールダウンを

運動は1日30分が目安で、朝晩2回に分けてもかまいません。運動を行うときは、ゆっくりスピードを上げて(ウォームアップ)、終了時はゆっくりスピードを下げていきます(クールダウン)。 ウォーキングにする場合、1回15分~20分を目安にして1日1万歩を目標としましょう。なぜなら1日に300kcal以上に相当する運動を行っている人は、心筋梗塞、脳梗塞などの心血管系の病気になりにくいと言われており、300kcalはウォーキング1万歩分のエネルギー消費量に相当するからです。

筋トレ、ストレッチもしましょう

ウォーキングだけでは、筋肉や骨を十分に強くすることができません。筋トレを行い筋肉や骨を丈夫にしましょう。また、ストレッチを行うことで、筋肉の柔軟性を高め、身体を柔らかくし、動作範囲が広がりけがをしにくくなります。

運動の強さは、きつすぎず、楽すぎず

「少し汗ばみ、隣の人とラクに会話ができる程度」が運動の強さの目安です。運動の後、とても疲れてしまうようなら、セーブしましょう。

食後1~2時間後に行う

こうすると、食後の血糖上昇が抑えられます。

運動日誌をつける

運動習慣を身につけるためと、運動によって体調が悪くなることを防ぐために、最初は日誌をつけましょう。

薬物療法

薬物療法主な薬物療法は、血糖を下げるための血糖降下薬という飲み薬と、インスリンがほとんど分泌されない人や不足の人のためのインスリン注射です。薬物療法が必要になるのは、まず、1 型糖尿病の人で、体内でインスリンを作れないため、必ずインスリン注射が必要になります。
1型糖尿病以外の型でも、食事療法や運動療法を続け、2~3カ月間、生活習慣への介入を行っても、血糖値、HbA1c、血圧、血清脂質などに改善がみられない場合、薬物療法を行います。どちらも医師に相談せず、勝手にやめたり、多く使ってはいけません。お薬を飲み始めて調子が悪くなったら、必ず医師に相談しましょう。

食事・運動の基本をしっかり守ると、薬の使用量を減らせます

どんなに副作用が少なくても、薬は体にとって異物です。必要が無ければ飲まないほうがよいわけですから、ときどき初心にかえり、食事・運動療法を見直しましょう。食事療法を指示通りに実践して、薬の量が減ったり、薬が全く不要になる患者さんもいます。