6月14日(日)病気の説明会にいらっしゃった方へ

投稿日:2015年7月1日|カテゴリ:お知らせ

この度は平成27年6月14日の病気の説明会に、ご参集いただきましてありがとうございました。
説明会でのご感想や、ご質問も多数いただき、今後より良い診療が出来るよう参考にさせていただきたいと存じます。
以下のいくつか頂いたご質問について説明させていただきます。

1. 受診に際し予約が必要ですか?
2. 初診にかかる時間はおおよそどのくらいでしょうか?
3. 980~1470に変更したための副作用はありますか?
4. クモの巣状静脈瘤は治療が必要なのか?
5. 両足は一日で出来るのか。
6. ワーファリン(抗血栓薬)使用者なのですが、特別な配慮が必要ですか?
7. 治療する際適した季節はありますか?ストッキングはどれ位の期間着用するのですか?
8. ストッキングは診察を受けないと買えないものですか?
9. 予防の仕方は?

1. 受診に関して予約が必要なのかとのお問い合わせがありましたが、ご予約なしでももちろん拝見致します。ただ、ネットやお電話でご予約いただいた方が優先的に診察が運びます。(なお、説明会にご参加いただいた方は受診なさる際に6月14日参加したと受付でお申し付け下さい。)

2. 下肢静脈瘤の場合、初診の検査で治療方針が決定できることが多いので、治療の説明・治療に先立つ検査を含めまして1~2時間要する場合があります。

3. 当院での血管内焼灼術は1470nmレーザー+2リングファイバー(エルベスレーザー)あるいは高周波(エンドヴィーナスクロージャーシステム)で行っております。レーザーは平成26年5月より980nmから1470nmへ変わって、特に皮下血腫や疼痛が軽減しました。変更してからのデメリットは特にありません。これは1470nmに波長を長くしたことによりレーザーのエネルギーが血管壁の水分に吸収されやすい特性になり、ファイバー先端のプリズムの効果と相まって焼灼がより均一となったためです。

4. クモの巣状静脈瘤には、ホルモン的な要因による一次性と外傷や加齢によるニ次性のものがあります。クモの巣状静脈瘤が下肢血流に与える影響は殆ど無いのですが、拡大するときの疼痛を自覚する方や、外観を気にされて着衣や行動に制限をかけている方がいます。そんな方々のために当院では硬化療法やレーザーでの治療を行っています。

5. 治療は両下肢同時も可能です。ただ病状や体格、併存している疾患によっては片脚ごとの治療をお勧めする場合があります。

6. 他の疾患での血液をサラサラにする薬(ワーファリン〈抗血栓薬〉)使用中であっても治療には全く支障がありませんからご心配は無用です。
レーザーによる血管内焼灼術は、ワーファリン投与下であっても安全性、有効性に変化はないと、かなり以前より文献的に示されていますし、実際に当院でも心疾患や動脈硬化性疾患などでワーファリン服用中の方々に通常どおりの治療を行っております。ですので、手術時間や術後経過に特別な差異は生じておりません。ただ、この際に申し上げているのは、手術ということで、ワーファリンなどの抗血栓薬を中断されてしまうと、逆に元々の心疾患や動脈硬化性疾患が具合悪くなることも考えうるので、あくまでも普段どおりで治療にお越しいただきたいと申しております。

7. 治療するのに適した季節はありますか?とのご質問ですが、手術後1週間ほどシャワー浴でいただいたり、ストッキングをご着用いただいたりする時期があります。手術後に着用するものに関してはハイソックスタイプで十分です。ご勤務が忙しい時期かどうかも関わってくるかもしれません。ただ、硬化療法に関しては部位によってはストッキングタイプが必要になるので、夏場を避けて計画する場合があります。

8. 弾性ストッキングは診察を受けなくても商品自体は通販でも販売しています。ただ、その中には我々が扱っているような弾性ストッキングや効果が不明なものが混在しています。また我々の扱っているものでも同じサイズ同じ圧力でも素材が違うもの、履き方が違うものなどあります。弾性ストッキングが合わないと思われた際に販売会社のお客様相談室にご連絡された方もおりましたが、医療施設にご相談くださいと受診を促されるケースもございました。ですから、予防目的で弾性ストッキングを入手したい方でも医療機関に相談されるのが理想かと思います。一度ご相談されたあと、同じものを購入する際には通販でも良いのかもしれません。私たちの施設では、ナースが弾性ストッキングコンダクターの講習を受け、自分でも弾性ストッキングを着用しておりますので、しっかりとご相談にお応えすることができるかと存じます。

9. 日常生活での予防方法についてのご質問ですが、お出かけなど立っている時間が長い時には圧迫力のあるストッキングを着用なさるとよろしいかと存じます。ストッキングは膝下だけでも、ふくらはぎのうっ血が改善されるので有効です。圧迫力に関しては、苦でなく長く履けるもので良いかと存じます。運動は足首を回したり、足関節を上下にふったりを一日の間、何回かされると良いかと存じます。入浴の際や湯上りにふくらはぎをマッサージされることも良いと思います。