家庭血圧測定

投稿日:2011年11月8日|カテゴリ:院長コラム

皆様、健診で血圧を測ってもらった時に、普段より高く結果が出て驚いたことがありませんか? その時は緊張していて白衣高血圧が出たのかもしれませんね。
診察室での血圧測定では白衣高血圧になったり、仮面高血圧、早朝高血圧を見逃したりするため、家庭での血圧測定は意義深いものとされています。しかし患者 様が使う血圧測定器はさまざまで、測る時間や回数によって結果も変わってくるという問題があります。そこで家庭血圧による診断を確実にするために日本高血 圧学会は家庭血圧測定についての指針を示しました。
ご家庭で用いる血圧計は上腕で測るタイプの物を選ぶのが標準で、腕に装着したカフの位置が右心房の高さで測るのが適当とされています。たとえば10cm下で測定すると7mmHg高く測定されてしまいます。
そしてどちらの腕で測定するかですが、利き腕でない方にカフを巻いて測定するのが一般的となっています。ただ、血圧の左右差がはっきりしている場合は、高い血圧を示す側での自己測定が勧められます。
また、ご家庭で用いる装置が正確かどうか疑問な場合、逐次法で確認することをお勧めします。それは医療機関での水銀カフ血圧計とご家庭の血圧計を交互に装着し結果の較差をみる方法です。
測定する時間は朝と夕方が勧められていますが、その朝というのは起きて1時間以内の午前10時頃までをいいます。排尿を済ませて、座って(正坐やあぐらで もかまいません。)1〜2分落ち着いてから測定します。また食事中は血圧が上昇し、食後は下降するため、この変動を避けるため朝食前の測定とし、基本的に 降圧剤服用前に測ります。
夜間は可能でしたら測定した方が、薬効を確認するなどで有意義なのですが、入浴、飲酒などによる変動も加わってくるので、お時間の都合などで一日1回の測定とする場合、朝の測定の方がより信頼性があります。
1週間のうちの測定頻度ですが、降圧剤服用前の高血圧の方や薬剤変更したばかりの方は週に5日、良好な血圧の方は週に3回は少なくとも測定することとなっております。
高血圧についてはこちらもご参照ください。