胃検診について

投稿日:2011年6月29日|カテゴリ:院長コラム

がんは、早期発見が要です。胃がんは胃粘膜より発生するため、胃の内側から直接胃粘膜をみることのできる胃カメラは胃がんの早期発見に有用です。早 期とされる胃の粘膜〜粘膜下層までのがんでは、手術後5年生存率は98%であるのに対し、進行がんで筋肉の層を越えると70%以下にまで低下し、化学療法 も必要となる場合もあります。検診施設によっては胃X線検査やペプシノ—ゲン検査、ヘリコバクターピロリ検査を行っております。これらの検査によっては早 めに胃カメラを受けた方が良いでしょう。

胃がん検診での検査について
【胃X線検査
胃を膨らませる発泡剤を飲んだ後、バリウムを飲み、体を動かしてX線によって胃の内部を撮影します。がんを診断できる精度が70〜80%とされています。
【ペプシノゲン検査
血液検査によって、ペプシノゲンの血中濃度を計ります。この検査により萎縮性胃炎をみつけることが出来ます。分化型腺がんは高度に進んだ粘膜の萎縮を背景 に発生します。そのため、ペプシノゲン検査で異常と判断された場合、分化型腺がん発症リスクが高いということになります。
【ヘリコバクターピロリ検査
ヘリコバクターピロリ菌に感染しているかを調べます。ヘリコバクターピロリ菌は、胃潰瘍の主な原因ですが、胃がん発生にも関与しているといわれています。