インフルエンザ

投稿日:2010年11月8日|カテゴリ:院長コラム

季節が変わって急激に寒くなり、風邪をひかれる方も多いようですが、お体大事に過ごされているでしょうか。
日本では初冬から春先がインフルエンザ流行の時期であり、今年もその時期となって参りました。
日常生活ではまず、体調を整えて抵抗力をつけ、 ウイルスに接触しないことが大切です。また、インフルエンザウイルスは湿度に非常に弱いので、室内では加湿器などを使って適度な湿度に保つことは有効な予防方法です。

☆予防方法
1. 栄養と休養を十分に取り、疲れをためない。
2. 人込みを避ける。
3. 適度な温度、湿度を保つ。(ウイルスは低温、低湿度を好みます。)
4. 手洗いとうがいの励行
5. マスクの着用(インフルエンザは主に飛沫感染、一部は接触感染であり、かかった人や周囲にいる人がマスクをすることは非常に有効です。)
6. インフルエンザ予防接種を受ける。 (もっとも確実な予防。特に高齢者、心臓や肺に疾患のある方、気管支喘息を持つ小児は接種をお勧めします。)

☆インフルエンザワクチンについて
インフルエンザのワクチンは普通の”かぜ”(普通感冒)に効果はありません。
しかし、ワクチンは健康な成人のインフルエンザに対する発症予防効果は70〜90%と高い効果であり、その免疫持続期間は接種後1週間〜5カ月とされています。また、ワクチン接種は高齢者の死亡の危険を約80%減らすなど、 重症化を防止する効果もあります。
今年度のインフルエンザワクチンは
新型インフルエンザ(A/H1N1)と季節性インフルエンザ(A/H3N2とB型)の3つに効果があるワクチン(3価ワクチン)で国内生産されたものです。
平成21年度に新型インフルエンザにかかった方は、すでにいったん免疫が獲得されたと考えられますが、時間がたつにつれ、抗体価(免疫力をあらわす指標の ひとつ)は少しずつ低下していきます。このため、今年度もインフルエンザワクチンの接種を受けられたほうが、免疫力は高まると考えられます。「ワクチンを うったから、もう大丈夫」「絶対に新型インフルエンザにかからない」と考えず、手洗い、せきエチケットなど、基本的な対策とあわせて、インフルエンザの予 防に努めてください。

インフルエンザは抗ウイルス薬での治療が可能ですので、「かかってしまったかな?」と思いましたら、早めに受診してください。ウイルスの量は症 状が出てから48時間でピークに達します。インフルエンザの薬はウイルスの増殖を抑える薬ですから、48時間以内に用いると非常に効果的です。また、副作 用を心配するあまり、熱が下がるとすぐに薬をやめてしまう方がいますが、熱が下がっても1〜2日間は少量のウイルスを排出します。家族にうつさないように 気をつけましょう。