骨粗鬆症と動脈硬化

投稿日:2010年9月21日|カテゴリ:院長コラム

この9月で当院は一周年を迎えました。気持ち新たに頑張って参りますので、皆様宜しくお願い申し上げます。
それでは今回は骨についてとりあげてみました。
骨が粗く(内部構造の変化)少なくなり(骨量の減少)骨折しやすくなる骨粗鬆症ですが、実は血行障害とも深く関係しているのです。骨粗鬆症により骨に貯蔵 されているカルシウムが大量に血液中に放出され血管壁に沈着すると、血管が石灰化し動脈硬化がおこるのです。このように骨粗鬆症の人は動脈硬化が進行して いるのです。
糖尿病、高脂血症、高血圧といった病気と同様、骨粗鬆症は無症状のまま進行していきます。日頃の生活習慣に気配りしていきましょう。
若年(閉経前)ではカルシウム摂取と運動が効果的です。
年配者ではカルシウム一辺倒にするのではなく、蛋白質やカルシウムの吸収を助けるビタミンDの摂取もこころがけていただき、運動習慣のない方は安全で持続可能なウオーキングやプールでの水中歩行から始めるのが良いでしょう。
喫煙や過度の飲酒は悪影響があるので気をつけましょう。
また、病気(甲状腺・副甲状腺疾患、関節リウマチ、糖尿病、胃切除後、ステロイド長期使用)が影響し、骨粗鬆症が進む方もいます。
骨粗鬆症による骨折は薬物療法で半分に減らすことができるともいわれています。骨密度、骨代謝を測定し、適切な対応をはかりたいと思っています。

各栄養素を含む主な食物をあげました。

カルシウム 牛乳、ヨーグルト、豆腐、納豆、ししゃも、小松菜
ビタミンD きくらげ、サケ、うなぎ、さんま、ひらめ、いさき、たちうお、かれい
ビタミンK 納豆、卵、ほうれん草、にら、キャベツ、ブロッコリー、サニーレタス、のり
蛋白質 肉、魚介類、大豆製品、チーズ、牛乳